ホームシアターの調整
随分と久方ぶりになってしまいました。
外ももう寒いですね。寒いのが苦手な自分には厳しい季節になってまいりました。
※ちなみに暑いのも苦手です。どうしたらいいのやら…(笑)
11月はわりとアクティブに活動してました。
と言っても友人がAVアンプを遂に購入したので接続の手伝いやら母親の友人のベーシストのライブの撮影やら。
とりあえず今回はホームシアターの環境を調整したよ-というタイトルで記事を書きたいと思います。
ライブの撮影の裏話やその写真はまたあとで…ということで。
かなり落ち着いてきていたホームシアター環境をどうして調整したかと言うと
言わずもがな友人がAVアンプを購入して設置を手伝ってるうちに自分の環境にももう一手間加えたくなったからです。
本当に流されやすい人間で困ります。
今回やった調整は結構大掛かりでした。時間にしてすべて終わるまで6時間は掛かったと思います(汗)
まずはスピーカースタンドの新規購入・前のスタンドとの入れ替えです。
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これを購入しました。
ちなみに今まで使っていたやつはこれです。
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汎用スタンドだけあって最初は良かったのですが、やはり安定感が…。
でもこのスタンドで3年くらいは持ったでしょうか?値段を考えれば十分です。
はいこんな感じになりました。
リアスピーカーはONKYOのD109Mを使用していますが、このスタンドは公式に対応しています。
前のスピーカーはD109Mが重いしか、バランスがかなり悪くなって少し前のめりになってたりしていたんですよね。
それにしても素晴らしい安定感。さすがはONKYO謹製と言ったところですね。
さっきの写真を見てもらえればわかると思いますが、マスキングテープでスピーカーのズレ対策を行いました。
これでぶつかってスピーカーがズレたとしてもすぐに元の位置に直すことが出来ます。
見た目?音のためなら気にしません…うぅ。
もっといい方法があればいいのですが今のところはこの方法しか思い浮かびません。
ちなみに夕方に撮影したので全体的に色がオレンジです(笑)
一応現像するときに色味変えたんですが、これ以上変えちゃうと違和感が出てくるので…。
フロントスピーカーの下には御影石を追加しました。
今までは
地面→耐震ゴム(3点)→スパイク(3点)
でした。今回の調整で地面と耐震ゴムの間にフェルト素材の薄いクッションと御影石が追加になりました。
地面→フェルトクッション→御影石→吸音クッション→耐震ゴム(3点)→スパイク(3点)
ですね。かなり増えました。
置いてみた感じは…
御影石の見た目が浮いてしまうかなと思ったのですが全然そんなことなかったです。
むしろ謎の高級感が出ました(笑)
こちらにもマスキングの印を施してあります。
フロントスピーカーが音作りのキモなので印つけるのも慎重になりました。
イネーブルドスピーカーは変わらずフロントスピーカーの上へ配置。
こちらは特に新しく何かを施したとかはありません。
あくまでオブジェクトオーディオの位置づけなのでね…。
ちなみに御影石を置いたらめちゃくちゃ音変わりました。なんでこれもっと早くしなかったんだろうと後悔。
そして目玉商品の登場です。
ついに購入です、新しいセンタースピーカー!
前使用していたHTP-S353(型番うろ覚え。スミマセン)のセンタースピーカーを使いまわしていたのですが
オーム数が違うことに気づき、それ以来取っ払ってファントム再生にしていました。
色々検索やらで調べたところやはりセンタースピーカーはあったほうがいいという結論に。
自分はONKYOの109シリーズで合わせてるのでこの商品を迷わずチョイス。
使っていなかったスピーカースタンドの上にテレビを置いて高さを出し、そこに視聴位置に向け角度をつけて設置です。
ONKYOのマークがオレンジになっていますが実際はシルバーです。夕焼けの影響です…(笑)
スパイクはフロントスピーカーと同じもの。
余っていたのをそのまま使いまわしです。
コイツで角度つけたら偶然ピッタリで運が良かったです。
スパイクだけだと滑るのでその下には100均のすべり止めを使っています。
視聴位置からだとほぼ目立たないのであまり見た目は気にせず。
テレビとセンタースピーカーを横から見た写真です。
結構高さが出てます。
そこで問題になってくるのが配線です。
高さが出るぶん浮くので視聴位置からAVアンプからテレビに繋がってる配線が丸見えに…。
これはどうしようと考えに考えて、とりあえずまとめることに。
これでかでかなりスッキリしたのでもういいかなと(笑)
針金で上と下を縛っただけの簡易なものです。
センタースピーカーのケーブルは真後ろから通してるので視聴位置からは全く見えません。
ここまできたらあとすることは一つ。
そうです、音と各スピーカーの角度・距離の調整です。
これが一番時間掛かるんですよね。
今回はガチガチに設置してやろうと決めていたので一眼の三脚を引っ張り出しそこに測定マイクを取り付けました。
ソファには中心の目印をマスキングテープでつけてます。
測定マイクにはちゃんとマウントを設置するネジ穴が開いてるんですよね。優秀。
写真ではぱっと設置したように見えますがこのマイク設置だけでも30分は掛かってると思います。
自分の耳の高さに合わせて三脚を微調整していたので…。
次はおなじみタコ糸の登場。
タコ糸を測定マイクの中心にマスキングテープで貼り付け、フロントスピーカーまで引っ張ります。
タコ糸とスピーカーが90度になるよう調整。
これでスピーカーの向きが視聴位置に向くことになります。
同じことをサブウーファーとリアスピーカーにもします。
もちろんこの作業の前に各スピーカーは均一の距離に調整しておきます。
自分の部屋の環境ではどうしてもリアスピーカーがフロントスピーカーより近くなるのですが
それは音場測定の距離補正でどうにかなっちゃうことなので気にしません。
とにかく視聴位置から各スピーカーが均一の距離かを気にしながら調整しました。
あとソファがテレビと水平になっているかもシッカリ確認しておきます。
ここまできたらあとはAVアンプの自動音場測定機能任せです。
測定が終わったら実際に座ってみて適当に映画を観て確認。
ちなみに自分はこういう調整を行ったあとはトランスフォーマーで音場の確認をすると決めています。
常に同じソースで確認することによって音の違いなどが比較しやすいですからね。
余談ですが、自動音場測定機能を使用するとサブウーファーが+11dbになるんですよね。
これでは大きすぎるので映画を観ながらちょうどいい音量まで下げてます。
ちなみに自分はプラマイ0に設定してサブウーファーのツマミで音量調整をしています。
あまり低音がバンバン効いてるのは好みじゃないので結構低めに設定してるんじゃないかな。
簡単に音の調整手順をまとめると
テレビとソファ(視聴位置)を水平にする。
↓
各スピーカーの距離や位置を調整。フロント・リア共にシンメトリーになるように。
↓
視聴位置の耳の高さに三脚を使って音場測定マイクを設置。このときに中心部分に印を付けておくと再調整の時に便利。
↓
音場測定マイクが中心になるので、タコ糸を使い各スピーカーを音場測定マイクへ向ける。
↓
スピーカーの位置や向きがぶつかったときなどにずれてもすぐ直せるよう、地面にマーク(マスキングテープがおすすめ)。
↓
AVアンプを起動しスピーカーの数を正しく設定(自分の場合は5.1.2ch)。自動音場測定機能で音場調整。
↓
見慣れた映画で各スピーカーから出てる音を確認。違和感があれば再度調整。
※低音は外部への音漏れがかなり激しく他人のストレスになります。出し過ぎは没入感も低めるので程々に。
これが自分なりの調整の仕方ですね。
スピーカーには内振り・外振り・水平置きなど向きで音がかなり変わります。
自分は内振りが好みなのでそうしていますが、スピーカーの向きは好みで変えるといいと思います。
むしろ、全て試しましょう。少々面倒でもせっかくのオーディオ環境なのですから!
一般的に水平に置くと音像がぼんやりする代わりに包み込まれる感じが大きいので主に映画に向いています。
内振りは音像がハッキリするのでメリハリのある音になります。その代わり包み込まれる感じは劣ります。音楽に向いてます。
外振りはかなり難しいです。ほとんどしてる人いないと思います、俺もしたことないです。(笑)
他にもクロス設置なんていうのも。フロントLを右耳、フロントRを左耳に向ける方法です。
一度試しましたがあまり好みではありませんでした。
自分の好きな音は自分にしかわかりません。
いいオーディオ環境を持っていても設置が適当だと持ち腐れになります。
ここまで厳密に設置しろとも言いませんが、少し意識してみると世界が変わりますよ!
大分長くなったのでこの辺にしておきます。(笑)
では、また。