海から出た魚

広く浅く。多趣味な人間の気ままな人生を綴ります。

生きる

昨日ベースをリペアしてもらうためにお世話になっている楽器屋に行きました。

リペアしてもらっている間に隣にあるHMVさんで時間を潰そうと思って

色々なCDを眺めていたのですが・・・・

ふと、なにかCDが欲しくなってしまいましたw

買う予定なんてなかったので、どのバンドのCDを買うかも決めていない状況。

この際、Twitterのフォロワーさんが勧めてくれたやつを買おう。

そう思いました。

早速Twitterで呼びかけ。

結果。

生きる

カラーボトルというバンドの「生きる」を購入してきました。

全く知らないバンドだったので(そのフォロワーさんには前から勧められてたけど)ワクワクしました。

CD買うときのワクワク感は異常です、はい。

家路につき、課題をちゃっちゃと終わらせて聴くことに。

ここからはこのアルバムを聴いて思ったことを淡々と綴ります。

多分長くなると思うので目が疲れたり、飽きたらブラウザバックしちゃってください。

一曲目はロックンロールドッグといういかにもロックな曲名。

聴いた感じも、80年代を思わせる音と歌声。

正統派で、純粋なロック。

そういうバンドだと自分の中で定義づけられました。

(後にこれを大幅に裏切られることになるのですが・・・・w)

二曲目のファイターは我武者羅應援團とのコラボ曲。

曲の始まりは、熱い、熱い、熱苦しい(笑)

もちろんいい意味で。

歌詞も熱く、勇気づけられる一曲でした。

なにか勝負事があるときに是非聴きたい曲。

勝負に負けた時に聴いても勇気を取り戻せる、そんな曲でしたね。

「誰より強く願う夢を 憧れで終わらせるな」

三曲目の太陽はこのアルバムの中で個人的に一番心にくる曲でした。

「生きる」というアルバム名にふさわしい曲。

友情を感じられる、これからも支え合おう。

そんな気持ちになる曲。

何でもいいから生きていればいいんです。

悩み事なんかどうでもよくなって

「とりあえず生きよう。なんでもいいから」

と思えます。

この曲を聴くときは歌詞を追いながら聴いていただきたいですね。

歌詞を読むだけで破れた心の膜が回復するような、そんな感覚に至りますよ。

このアルバムの中でも特にオススメしたい曲です。

やぁ、野良犬。

四曲目です。

野良犬のように強く「生きて」いこう。

立ち止まって塞ぎ込まずに、歩いていこう。

こんなことが言いたかったのかぁ、なんて勝手に想像しました。

未来は今よりも輝いているはず。

サウンドはどちらかというと明るいほうに入るのかな?

前を向ける曲です。

魂ドライブ。

五曲目となるこの曲は、前の曲と違いかなり明るい、疾走感溢れるサウンド。

心の奥が燃えるような感覚を覚えますw

この曲も友情を題材にしているように感じました。

今は振り返らずに前だけを向いて突っ走っていこうぜ、友よ!

そんな曲。熱い!

こんな寒い日でも外に飛び出して走りたくなります。

六曲目は希望のバトン。

曲名からして想像が容易な曲です。

この曲もまた、友情を漂わせる一曲。

「僕ら」と歌詞にあるのも、それを漂わせる一因ですね。

しかし少し気になるところが。

「見えない明日を 信じていよう」

明日が見えない。その恐怖を歌っているようにも少し感じました。

その恐怖を「僕ら」で乗り越えていこう。

そんな曲なのかな。

あくまで自分の想像なので鵜呑みはダメですよ?w

曲をどう捉えるかは、個人の自由なのです。

それがまた音楽のいいところ。

少し脱線してしまいましたが戻します。

七曲目。

幻。

この曲は勇気を与えてくれていた前までの曲とは一変します。

「あいつが死んだ」

アルバム名の「生きる」とは真逆の言葉。

「死んだ」

ここへきてアルバムは急展開。

自分の中でもかなり複雑になってしまって一瞬このアルバムの情景が見えなくなりました。

しかしこの曲の中にも「生」を思わせる言葉があります。

「進む」。この言葉がかなりの頻度で出てきます。

曲の最後、「星は見えない」。

つまり、未来が見えないという事なのか?

そして「風が吹き荒れる」という歌詞。

目の前は嵐、お先真っ暗状態。

それでも「進む」。

死を生の対照に使うことによって「生きる」という言葉が強調されたような気がしました。

どんなに辛いことがあっても、「死」があって先が嵐で見えなくなっても生きよう。

そう訴えかけているように思いました。

八曲目。

アーミ・アミーコ!アーミ・アムージ!

幻とは違ってかなり明るいサウンドになってます。

ここからまた「生きる」という気持ちが沸々と湧き上がってきます。

この曲はとにかく、「うおおおお!」と言う感じw

愛する人のために突っ走る曲のようです。

最後には「僕ら」という歌詞がまた出てきます。

自分ひとりじゃない。

このアルバムを通じてそう訴えかけているようにも思えました。

九曲目はモンスター。

めっちゃくちゃ真正面な曲。

「順応性なんていらない」

この歌詞から

自分の進みたい道を進もう。ほかに流されずに。

そう言っているように感じました。

一回挫けても「カウンターパンチをくれてやれ」。

また立ち上がろうぜ!そう言っているような曲でした。

十曲目は棘。

上京してしまう大切な人。

そんな人に自分の思いを届けよう。

この曲は歌詞を読めば一発で情景が浮かび上がりました。

主人公は「私」。

大切な人は恐らく、「自分が好きな人」なのでしょう。

みなさんも置き換えてみてこの曲を聴いて欲しいですね。

もし自分がこの曲に出てくる「私」だったらどうしますか?

この曲のように心に棘を刺したままにしますか?

それとも後悔のないように「大切な人」に思いを伝えますか?

こんな事が頭を回りました。

「生きる」うえにおいて別れはつきものです。

でもその別れをいい別れにするためにも思いは伝いましょう。

そう思える曲です。

大切な人にはきちんと思いを伝えるべきです。

自分にも、相手にも素直になって。

この曲の最後は後悔、心残りで終わります。

それもあってかこのアルバムの中では唯一のフェードアウトで曲締めです。

後悔しない別れをしたいですね。

十一曲目、地元賛歌。

この曲は題のとおり、地元を想う曲。

地元から離れて暮らしている人、たまには地元に帰ってみては?

地元に帰りたい!!

そう思うと思います。

懐かしの地元を歌詞に載せたこの曲は、聞き手に必ず何かをもたらすでしょう。

是非、聴いてみてください。

明るいサウンドなのになぜか涙が出ると思いますよ(笑)

最後の曲、あぜ道。

歌詞カードはこの曲だけフォントが違います。

それだけ思いれが強い曲なのでしょう。

この曲は、、、、自分の耳で聞いてください!

この曲を聴いて何を思うかは本当に人ぞれぞれだと思います。

今まで生きてきたことを回想する?

それとも未来を想像する?

この曲は聞き手で解釈が変わります。

なので聞いてみるのが一番です。

とにかく聴いてみましょう!w

以上、かなり長ったらしくなりましたが終わります。

カラーボトルの「生きる」。

「生きる」ことの意味、本質を考えさせられる、そんなアルバムでした。

「生きる」ことだけじゃなく「死ぬ」ということ。

生きていれば必ず死が待ってます。

その「死」をどう捉えるか。

このアルバムはそんなことも考えさせてくれます。

「生きる」ってこんなにいいことなのに「死ぬ」だなんてもったいない。

そう思えます。

みんなで前へ行きましょう。そして生きましょう!

生きる2

では、また。