海から出た魚

広く浅く。多趣味な人間の気ままな人生を綴ります。

チャットモンチーの高橋久美子(クミコン)脱退表明・・・

自分がロックというジャンルの中でも最も好きなチャットモンチー

そのチャットモンチーのドラム担当、高橋久美子さんが脱退を表明しました・・・・

悲しくて表明を知った日(一昨日)はもう何もする気もありませんでした。

「もう新しい曲を作ることは出来ない。」

チャットモンチーは一生えっちゃん、あっこ、そしてクミコンの三人でやっていくものだと思いました。

シャングリラの独特な8ビート、風吹けば恋の疾走感あふれるドラム。

あのチャットモンチー独特のリズムを刻めるのは彼女しかいないでしょう。

チャットモンチー特有のグルーヴを醸し出していたのもクミコンのドラムプレイが大きいと思います。

そして歌詞。

チャットモンチーの殆どのヒット曲はクミコン作詞によるものでした。

シャングリラ、風吹けば恋、サラバ青春、ヒラヒラヒラク秘密ノ扉。

マイナーかも知れないけど、クミコンの歌詞で自分が心を打たれたのは「真夜中遊園地」。

ロックなんて何も知らない新参者の自分がチャットモンチーのアルバムを借りて

「真夜中遊園地」

というインパクトのある曲名が気になって、どの曲よりも先に聴きました。(友人がいいと言っていたのもあるけれども)

『コンタクトはずして 酸化した現実 今日も見慣れた景色 無性に不安になる

 

 あったかい布団這い出して 扉を開けた ネオン輝く 虹色のメリーゴーランド』

この言葉で全身に衝撃が走りました。

歪んだギターから生み出される悲しくとも太いサウンド。

重くメロディにのしかかるベース。

一定のリズムを保ち続けながらも曲の印象を変えてゆくドラム。

そして、意味が深く重い言葉。

思わず涙が零れそうになりました。

スリーピースでこんなに太く厚みのあるサウンドを見出せるのか。

何度もチャットモンチーの曲たちに助けられました。

キャラメルプリンの歌詞にも心を打たれました。

自分が心を打たれた歌詞は殆ど高橋久美子さんが作曲しています。

偉大な作詞家を失って、チャットモンチーはこれからどうなってしまうのか、と

不安でなりません。

でも

ファンでしかない自分が出来ることは

チャットモンチーを応援し続けること

だと思います。

チャットモンチーを好きな気持ちはこれからも変わりませんし、一生それが揺らぐこともないでしょう。

高橋久美子さんのことももちろん応援し続けます。

『どこに向かっていくのだろう 何が真実なのだろう 幸せが両手広げて 抱きしめてくれるというのに

 どこに向かっていくのだろう 何を探しているんだろう 幸せが両手広げて 抱きしめてくれるというのに』

この一節も真夜中遊園地の歌詞です。

多分、こんな気持ちが今のチャットモンチーの心の中には渦巻いていると思います。

ロックバンドには脱退や解散はつきものです。

何があるかわからないからロックなのです。

本当にチャットモンチーのファンで幸せだし、誇りだと思います。

バンドを愛するっていいな。と思いました。

そしてくよくよはしていられないと思いました。

チャットモンチーこれからも頑張ってください!

そして

高橋久美子さん本当にお疲れ様でした。

これからも応援し続けます。

チャットモンチーに帰ってきたくなったらいつでも戻ってきていいと思います。

ファンのみんなもそれを望んでいるはずですから。

では、また。