不思議の国のアリス症候群について
本当はtxt形式で公開しようと思っていたんですけど
txt形式にする利点がまったく無かったので普通に記事に書きます。
少し長い&読みづらいかもしれませんが、結構身近な話なので雑学好きな方は是非。
なんか論文みたい(笑)
いい訓練になりました。
小さい頃に風邪を引くと悪夢見ませんか?
この言葉にピンときたら読んでみてください。
■不思議の国のアリス症候群について
主にwikipediaを参考に自分なりにまとめてみました。
かなり難しい話なので頭が痛くなってきたら素直に読むのをやめましょう。
●不思議の国のアリス症候群とは
○知覚された外界のものの大きさや自分の体の大きさが通常とは異なって感じられることを主症状とし、
様々な主観的なイメージの変容を引き起こす症候群である。
この症候群の名前は、ルイス・キャロルの児童文学『不思議の国のアリス』で薬を飲んだアリスが
大きくなったり小さくなったりするエピソードに因んで、
1955年にイギリスの精神科医トッド(英語: John Todd)により名付けられた。
●主な症状
○眼に障害がなく外界が通常と同じように見えていると考えられるにもかかわらず、
一方では主観的にそれらが通常よりも極めて小さな、または大きなものになったように感じられたり
ずっと遠く、あるいは近くにあるように感じられたりする。
例)子供が自分の母親が自分より小さくなったように感じる。
蚊が数十cmもあるように見えたりする。等
○外界が小さく感じられるものを小視症、大きく感じられるものを大視症、歪んで感じられるものを変視症
と呼ぶ場合がある。
○対象や位置が限定されている。
例)人の顔以外を見たときにのみこの現象が現れる。
視野の右半分だけが2倍の大きさになったように感じる。
テレビに全身が映った人物の顔と体の比率が歪み、何頭身であるかを認識できなくなったりする。
○色覚についても異常が起こることがある。
例)自分の母親が緑色に見える。等
○離人症状
○時間の進み方が早くなったり遅くなったりしたように感じる。
○身体イメージ、触覚によっても起こる。
例)自分の片耳だけが何倍にも大きくなったように感じる。等
○上述した現象は数分で終わる事が多いが、数日間継続する場合もある。
●発症の原因
○ヘルペスの一種、エプスタイン・バール(EB)ウイルスの初期感染で引き起こされた中枢神経系の
炎症での報告が大半。
EBウイルスは日本では子供のころに殆どの人が感染するもので
このために、子供のころ一過性のこの症状を体験した人は比較的多い。
大人になっても不思議の国のアリス症候群を持つ人の多くは偏頭痛を持っている。
○ほかのウイルスによる脳炎、てんかん、統合失調症患者からも報告されることがある。
○ある種の向精神薬によってもこの症状が現れることがあり、これがうつ病の前触れになったという報告もある。
●どのようにして起こるのか
○どのようにして発症するのかは全くもって不明。
症候群自体の認識が薄いこともあり、報告は少ない。
限局した病巣を認めるような報告はなく、脳の広い範囲が関わっているものと示唆されている。
●個人的見解
○この症候群を自分が知ったのは風邪を引いたときに必ずといってもいいほど見る「夢」でした。
風邪を引くと昔から悪夢を見ます。
それも霊や怖い夢ではなく、奇妙な夢。それが逆に恐怖を駆り立てます。
インフルエンザになったときに調べてみたところ、この症候群の症状の一種ということが判明しました。
他の人の報告も多数あり、その中に自分の悪夢の症状も含まれていました。
「極細と極太が交互にやってくる感覚」
「遠近感覚がぼやけてものの大きさが曖昧になる感覚」
「有限な大きさのブロックの集合体」
「白黒」
「自分を包み込む空間の筒」
「針とタイヤ」
主にこのような夢が報告されています。
どれも奇妙で不思議な恐怖感が沸いてきて安眠できないことさえあります。
自分は「大小の黒い玉がこっちに交互に向かってくる」
「大きな筒の中に自分が入っていて(一人称視点)上から大きな黒い玉が降ってくる」
こんな夢を見ます。
特に後者の夢は黒い玉が降ってきて自分にぶつかる瞬間に目覚めます。
目覚めたときは心臓の鼓動が異常に速かったです。
さっきから夢、悪夢といった表現をしていますがこういったものは症状であって夢ではないらしいです。